アイフルのおまとめローンは確実におまとめできる!?
おまとめローンにはいくつかの種類がありますが、大手の消費者金融業者であるアイフルが提供している商品は早く確実におまとめできるとして好評です。
追加の借り入れができないのでカードローン断ちしたい人におすすめです。
アイフルのおまとめローンには2種類ある
アイフルは貸金業法に基づく借り換え専用ローンとして、
- 「おまとめMAX」
- 「かりかえMAX」
という2つの商品を提供しています。2つの違いは簡単です。
- おまとめMAX→すでにアイフルを利用している人向けのおまとめローン
- かりかえMAX→初めてアイフルを利用する人向けのおまとめローン
どちらか一方しか申し込むことはできません。とはいっても、2つの商品の借入の条件はまったく同じです。アイフル側の事務的な手続きの都合で別商品という扱いになっていると推測されます。
金利 |
3.0%~17.5% |
---|---|
限度額 |
1万円~800万円 |
ローンの種類 |
証書貸付 |
返済回数 |
最長120回 |
審査 |
最短即日 |
融資 |
最短即日 |
申込条件 |
満20歳以上の定期的な収入と返済能力のある人 |
その他 |
総量規制の例外貸付 |
銀行などが提供するおまとめローンに比較すると上限金利が高めの設定ですが、最短で即日の審査・融資が可能という点はメリットです。金利は利息制限法によって、借入額が100万円以上になるのなら、確実に15%以内になります。
証書貸付というのは、いったん借入したら後は分割で返済する一方となるローンのことで、マイカーローンや住宅ローンと同様のものと考えればいいでしょう。
アイフルのおまとめローンの大きなメリットとして、銀行のカードローンやショッピング枠でのリボ払いもまとめることができるという点が挙げられます。
アコムやプロミスなど他の消費者金融業者もおまとめローンを提供していますが、通常は貸金業者からの借入にしか対応していません。
貸金業者というのは、消費者金融業者のローンとクレジットカードのキャッシング枠のことで、銀行のカードローンなどは含みません。
プロミス公式ホームページにも以下のような記載があります。「当社では、銀行の消費制ローン債務やショッピングリボ債務などを対象として審査いたします。」ここは大きなおすすめポイントです。
借金の返済に困っている人の多くは、消費者金融業者だけでなくクレジットカードのショッピング枠も使っていたり、銀行のカードローンからの借入もあったりするのが普通だからです。
銀行ローンでも消費者金融業者からショッピング枠までまとめることが可能ですが、審査の柔軟性という点ではアイフルが上と言えます。
3つの大きな特徴
1.即日おまとめが可能
通常、おまとめローンの審査には時間がかかります。貸付額が大きくなるため業者としても慎重に審査する傾向がありますし、銀行のローンとなると長ければ1週間以上かかることもあります。
アイフルの場合は、店舗の窓口に行くことができれば即日で審査・融資まで実行することも可能です。
アイフルの有人店舗は全国の25箇所に設置されています。多少の足労はかかりますが、これで借金の負担が減るのであれば行く価値はあるでしょう。
2.追加借り入れできない
プロミスは消費者金融業者で、主な商品は無担保・無保証人のカードローンです。これは限度額の範囲内で何度でも借入することが可能で、これを専門的には「当座貸越」と呼びます。
一方、おまとめローンは証書貸付と呼ばれるもので、これは住宅ローンやマイカーローンなどと同様に、融資の契約のときに提供者と申込者が金銭消費貸借契約証書という証書で契約を結んで、貸付を行う金融商品です。
この証書貸付は、融資されたらその後は契約者が返済するだけのローン商品で、契約は1回限りです。追加で借入するには、新たに契約を結ぶ必要があります。
マイカーローンはいったん契約したら後は返済するだけで、もう1台車を買ったらそこで新たに契約することになりますが、これと同様です。プロミスのおまとめローンは1回契約したら、後は返済する一方となります。追加の借入はできません。
3.返済は口座引落のみ
また、「おまとめMAX」も「かりかえMAX」も、返済は口座からの引き落としのみで実行します。通常のカードローンのようにATMからの返済という方法は用意されていません。この点でもマイカーローンなどと同様です。
カードローンとは異なり、契約時に返済期間を定めて分割払いをするという返済方式を採ります。そのため、契約では返済期間が非常に重要となります。
審査の難易度は?
ローン商品は一般に、金利が高いほど審査の難易度は低くなります。低金利であるほど利用者から得られる金融機関の利益は少なくなります。もし、低い金利で利益を圧縮して貸し出しして利用者に自己破産されてしまったら、金融機関としては損失が出ることになります。
貸し倒れという状態です。貸し倒れのリスクが低ければその分金利は低く、リスクが高ければ金利は高くなります。そのため、金利の低いローンは審査が厳格になる傾向があります。
その人の経済状態を詳しく調べて破産や個人再生などをしないかどうかを審査していきます。これを利用者側から考えると、金利が高いローン商品は審査の難易度は低くなります。
アイフルのおまとめローンはあまり金利が低いとは言えません。他の銀行のカードローンに比較しても高い部類でしょう。この点から、アイフルのおまとめローンの審査の難易度はそれほど高くないことが推測されます。
また、審査の難易度の高いローンほど厳正ですので審査に時間がかかります。詳しく厳しく調査して審査するから時間がかかるのです。この点、アイフルは最短即日で融資されます。このことからも、あまり審査の難易度は高くないと推測できます。
アイフルのおまとめローン利用の流れ
申し込みはネットがおすすめ
アイフルのおまとめローンの申し込みには、以下の3種類があります。
- インターネットからの申し込み
- 電話での申し込み
- 店頭からの申し込み
最も手間がかからず融資までの時間が短いのはインターネットからの申し込みです。店頭に行ける場合には、担当者と相談しながら申し込みができるので審査に通る確実性が高いと言われていますが、手早く済ませるにはネット経由がいいでしょう。
注意したいのは、インターネットでも申し込みしても通常のローンの申し込みと同様の手続きになるため、おまとめローンの申し込みであることをアイフルに伝えておく必要があるという点です。以下の2つのタイミングのどちらかで伝達しておきましょう。
- インターネットでの申し込みが済んだら、直後にアイフルに電話で連絡しておまとめローンの申し込みであることを伝える。
- アイフルの仮審査終了時に掛かってくる電話でおまとめローンの申し込みであると伝える。
できれば前者のほうが良いでしょう。というのも、仮審査で審査落ちしても、それは「通常の申し込みで審査落ちした」のであって、おまとめローンの審査ではないからです。
仮審査の段階で審査が否決された場合には、再度アイフルに連絡しておまとめローンとしての利用をしたいという希望を伝えて改めて審査をしてもらいます。
ヒアリングにしっかり答える
アイフルのおまとめローンの審査で重要なのは、担当者からのヒアリングです。審査が完了すると、電話でこのローンをどのように使っていくのかという確認の連絡が入ります。このヒアリングが入るのが通常のローンとは違う点です。
ヒアリングでは、「どの業者のおまとめとして使うのか」「その業者では現在金利はどのくらいで借りているのか」という細かい部分まで訊かれます。手元にまとめたい業者の明細書などの書類を準備して間違いなく伝えるようにしましょう。
この段階では、おまとめローンの利用については問題はないものの、融資金額やおまとめ対象となる業者の選択、金利の設定などはまだ行われていません。ネットで契約手続きを進めるにあたっては、書類のアップロードなども必要になります。
店頭で契約するときには、書類を提示して調査のうえで決定されます。
本審査から契約
インターネット経由で申し込みすると、まずは仮審査が行われて、そこから本審査に移ります。おまとめローンでは、仮審査段階で通過していれば、あまり本審査で落ちるということはないと言われていますが、それでもしっかりと申込情報に誤りがないか確認しましょう。
申し込みした内容と信用情報機関に登録された情報に相違がなければ、ほぼ本審査には通過します。審査で必要になるのが以下の3つの項目です。
運転免許証、パスポート、健康保険証など
源泉徴収票、所得証明書、給与明細書、確定申告書など
会社への在籍確認は、勤続年数が長い場合には後日に行うことにして審査に通過させることもあります。この点も通常のローンの審査とは若干異なります。
アイフルが返済を代行
アイフルのおまとめローンの融資の方法は、通常のカードローンとは異なります。通常のローンなら、カードが発行されてATMなどでお金を引き出すという形で融資が実行されますが、おまとめローンの場合には本人が現金を受け取ることはありません。
アイフルが契約者名義で直接振込によって返済を行うという形で融資が実行されます。そのため、申込者はおまとめする業者に連絡して完済できる日付を伝えて、その日までの返済総額を算出してもらいます。
この金額をアイフルの担当者に伝達すると、アイフルが返済日にその業者へ振り込んで完済します。借入先が完全に移管され、アイフルに一本化されます。振込人はアイフルではなく、本人の名義です。完済した業者への返済義務はまったくなくなります。
業者によっては振込人の名前の後に番号を付けるといった要望があるときもありますが、このときもアイフルにしっかりその内容を伝えておきましょう。本人がまったく現金を手にすることがないというのは、大きなメリットです。
業者によっては、本人に現金を渡して自分で返済するというところもありますが、このとき「魔が差す」こともあります。「ちょっとなら自分で使ってもいいだろう」という気持ちになってしまうことは良くある事例です。
アイフルの場合には、そういったリスクはまったくありません。他業者との縁がまったくなくなり、後はアイフルに返済していくだけになります。
カードは何のために使う?
アイフルのおまとめローンは融資を1回だけ実行する証書貸付であるため、ローンカードは必要ないはずですが、一応はカードが発行されます。
これは繰り上げ返済に利用するためのカードで、ここから借入することはできません。
アイフルのおまとめローンの返済は毎月定められた額を口座から引き落としで返済していく方式ですが、お金に余裕があるときにカードを使って多めに返済することができます。
おまとめローンは高額融資で、返済期間も長いため総返済額も大きくなってしまいがちです。借入先が1つになるため毎月の負担は小さいですが、長期間にわたる返済は精神的にもつらいことがあります。早めに完済したほうが気分も楽になります。カードを使って少しずつでも繰り上げて返済していきましょう。
また、残債が減ってアイフルのほうで貸し出ししても良いだろうと判断すると、キャッシングローンに切り替えることもあります。このときには、発行されたカードで融資を受けることができるようになります。
アイフルのおまとめローンの返済額・返済プラン
3つの返済プランがある
アイフルのおまとめローンには、
- 「3年完済」
- 「5年完済」
- 「10年完済」
の3つのプランがあります。
完済するまでの期間が短いほど、毎月の返済額は高くなりますが総返済額は少なくなり、完済期間が長ければ毎月の負担が少ない分、総返済額は多くなります。
3年完済は、まとめる金額が少ないときに活用し、10年返済は「とにかく今の負担を減らしたい」というときに活用するものと考えるといいでしょう。多くの場合で5年完済が現実的でしょう。
確実に5年で返済できて、毎月の負担を圧縮しながら完済総額も10年よりは圧縮できるため、バランスに優れています。
10年完済プランは、毎月の返済負担は軽減されますが、返済総額が大きくなるため、おまとめローンのメリットである低金利を感じることができなくなる可能性があります。
10年間かけて返済するくらいなら、逆に債務整理をして5年から10年かけて信用情報を回復させたほうが結果としては楽になるとも言えます。債務の減りがかなり遅いので返済意欲が削がれがちというのもデメリットでしょう。
返済額はどうなる?
アイフルのおまとめローンの3つのプランを、毎月の返済額や総返済額で比較してみましょう。金利は12.0%で設定されたものとします。
借入額 |
3年完済プラン |
5年完済プラン |
10年完済プラン |
---|---|---|---|
100万円 |
3万3,214円 |
2万2,244円 |
1万4,347円 |
150万円 |
4万9,821円 |
3万3,367円 |
2万1,521円 |
200万円 |
6万6429円 |
4万4,489円 |
2万8,694円 |
250万円 |
8万3,036円 |
5万5,661円 |
3万5,868円 |
アイフルのルールとして返済額では1000円以下の単位は繰り上げになります。たとえば5年完済プランで100万円借入すると毎月の返済額は1000円以下の繰り上げによって2万3000円となります。
3年完済プランは毎月の返済額は高いものの、3年という短い期間で完済できるので一気に返済することができます。
たとえば、ある業者から50万円、別の業者から40万円、さらに別の業者から10万円と3社から借入しているとき、毎月の返済額はやはり3万円程度になっていることが多いでしょう。そうしたとき、同じ返済なら一本化してあるほうが気分は楽ですし、確実に返済できているという実感も得られます。
また、複数社からの借入が200万円を超えるとき、それを10年完済プランでまとめると毎月の返済額は2万9000円となり、毎月の負担はかなり楽になります。落ち着いたところで繰り上げ返済などをしていけば早めに完済できますし、総返済額も減ります。
借入額 |
3年完済プラン |
5年完済プラン |
10年完済プラン |
---|---|---|---|
100万円 |
119万5,715円 |
133万4,667円 |
172万1,651円 |
150万円 |
179万3,573円 |
200万2,000円 |
258万2,477円 |
200万円 |
239万1,430円 |
266万9,334円 |
344万3,303円 |
250万円 |
298万9,288円 |
333万6,667円 |
430万4,128円 |
3年完済プランと10年完済プランを比較すると、毎月の返済額は半分以下になりますが、総返済額にはかなりの違いが出てくることになります。同じ100万円を借入しても、総返済額は10年完済プランは50万円以上も高くなります。
金利12%は消費者金融業者としては低いほうですが、あまり金利を下げたメリットは感じにくいでしょう。
アイフルのおまとめローンのメリット・デメリット
メリット
アイフルだけでなく、おまとめローン全体に言えることですが、「貸金業法に基づく返済再編支援のための融資」であるため、総量規制の対象外になっています。
消費者金融業者だけでなく他のローンなどもまとめることができるので、消費者金融業者から総量規制いっぱいに借りていて、さらに銀行のカードローンなども一本化したいときに使い勝手の良いローンです。
これも貸金業法に基づく返済再建支援融資のメリットで、現在よりも確実に借入条件が利用者にとって有利になります。これは法律で定められているものですので、貸付条件は今よりも良くなります。現在の借入における金利と同等か、それ以下に必ずなります。
アイフルのおまとめローンでは、追加の借入ができないため必ず元金が減ります。借金に苦しんでいる人は「借りては返す」を繰り返しており、なかなか元金の返済にまで手が回らないというケースが多くあります。
アイフルでまとめると確実に元金が減ります。新たな融資が受けられず、返済のみに集中できます。融資はもう受けたくないという人にはうってつけのローン商品です。
デメリット
アイフルのおまとめローンは、それほど毎月の負担が減るわけではありません。多少の有利はあるものの、劇的に負担が軽減されることはありません。というのも、金利が12%以上に設定されるからです。メリットは毎月の返済日が1回になるというだけだったという人も多くいます。
また、このローンは最低金利が12%です。これ以下の金利で借りているものについてはまとめることができません。まとめることができないので、せっかくの「おまとめローン」なのに一本化できないという事態になります。もし12%以下の金利で融資を受けているときには、その業者・銀行へ借換え目的の増枠を依頼したほうが良いでしょう。
アイフルのおまとめローンのメリットは、銀行のローンなどもまとめて一本化できて、追加融資されないという点に尽きます。このローンの目的は二度と借金できなくするというものです。返済を今の状態よりも楽にするというのも当然ですが、絶対に借金を止めたいという人を応援するためのローンです。
毎月の返済額や総返済額から考えて、200万円までの借入を5年で完済したいという人にはおすすめできるローンです。
まとめ
アイフルのおまとめローンは銀行のローンやショッピング枠の借入も1つにまとめることのできるローンです。消費者金融業者のなかでは唯一といってもいいメリットです。